はりねずみの調理室

「創ることで学ぶ」研究者の、日々の調理blogです。

鶏と卵の雑炊

早朝、暑さと腹痛で目が覚めました。あまり無いことなのですが、このところ気が滅入ることもあった上、暑いことにめっぽう弱い私です。予定も無くして自宅で静養することにしました。

 

そんな中で、ふと、こんな時食べたいのは雑炊だなと思いました。実家では、体調に関係なく、冷ご飯があると出てきた「具だくさん雑炊」(かまぼこや大根が入っていた)というのがありました。しかし、今日の私が欲しているのはそんなのではなく、鶏肉と卵のシンプルな雑炊でした。

 

冷蔵庫にあるものでやっていきます。長葱が無かったのでやや残念ですが、細かく切った鶏もも肉と白菜を干ししいたけの出汁で煮ます。

今回の雑炊のイメージは、妹尾河童さん提唱のピェンロー鍋と、その後の〆雑炊ピェンゾーから拝借しました。

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白菜は内側の葉を選んで刻みます。

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冷凍していた白米を解凍し、水で洗います。雑炊にする際は、粘りをとるためにこの過程は欠かせません。ちなみにこのざるは網目の部分が洗いやすいのでとても気に入っています。

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鶏と白菜のスープに白米を入れます。おろし生姜と岩塩を入れ味を整えます。

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割った卵2個をよく溶いて、ざるで漉しながら回し入れます。

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かき混ぜずに放置、1分したらごま油を1滴、醤油を2滴、ひとかき混ぜ。

火をとめ、放置し卵が固まったらよそいます。

残念ながら三つ葉どころか葱も切らしていました。でも、こんなとき、そんなことはいいのです。私は、私のために雑炊をつくったのですから。。

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今期ずっと見ていたドラマ(およびその原作本)に、婚活なら「雑炊をきわめよ」というのが出てきます。

スパルタ婚活塾

スパルタ婚活塾

 

(こんなとき、雑炊を作ってくれる「彼女」がいたらな・・・)と、今朝、ベッドの上で少し考えたのですが、待て待てと思いました。

(1)別に雑炊つくるのは「彼女」でなくてもいいのではないか?

(2)そもそも「彼女」が欲しいのか?

(3)そもそも弱っているときに誰かに何かをされたいのか?

本気の絶不調の時は、来訪されても辛い気もします。家族だと別なのだろうか。結局、自分で作れてしまうし、作ってしまう方が気が楽で、作っているうちに元気になるだろみたいな考えもあります。