はりねずみの調理室

「創ることで学ぶ」研究者の、日々の調理blogです。

【コラム】ファスティング

調理室blogで食べない日のことを書く。これはこのblogを始めたときからの構想でした。実は、木金土の3日間でファスティングをしていました。1年半ぶり2度目です。

 

アメリカ出張のあといろいろ気になっていたので、いろいろな疲れをとるためとdetoxが目的です。知人にもファスティングマイスターがおり、サポートを受けながら行うプランも知っているのですが、私は他人に生活を報告したり励まされたりというのがストレスになることがあるので未だ1人でやっています。初回はかなり本もネットも調べて取り組み、人生観が変わるくらい変化を感じることができました。

(準備2+ファスティング3+回復2)と、合計7日は最低かかるので、お盆とか春休みとかが向いていると思います。もしファスティングを5日したいと思ったら、準備と回復を3日以上に延ばす必要があります。人に会わない(会食しない)ぞと決めてやるのがよく、今回はちょうどこのタイミングになりました。

 

■準備期間

準備期間2日、その前からアルコールを断っておきます。準備期間はアルコールに加え、カフェイン、その他ケミカルなもの、揚げ物、肉魚卵等の動物性タンパクを断っておきます。つまり、食事は軽めで野菜中心、1日目は和食のおかずとおにぎり、野菜スープをひたすら食べる感じでした。2日目はサラダ野菜スープコールドプレスの野菜ジュースにしました。

www.goodjuice.jp

harinezumi-recipe.hatenadiary.com

ファスティング

3日間は酵素ジュース梅干し炭酸水ハーブティーだけで過ごしました。水は1日2リットル飲む必要があります。仕事はしつつ、2日目にはアロママッサージに行きました。運動はジムは控え、散歩程度にしました。入浴は控えるとある文献もあったのですが、気晴らしになるのでつかりました。

アロマの方にもらったのでファスティング用のハーブティーも飲みました。カフェインレスならお茶も飲めます。ジュニパー・ベリーとか入っています。妊婦のときも出産を促す時期にこういうのを飲みました(出産はデトックスに似ています)。

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身体には少なからず変化が出ます。1年半前の初回ほど思考には変化は感じませんでしたが、身体がすっきりするのは感じました。そもそも初回の産物がこのblogであるところもあります(食べること含め生きることを丁寧に、がより意識化された結果でしょう)。

1日目はあまり動きたくない感じ、2日目は慣れてきますので普通に仕事ができ、寧ろいつもより快活な感じ、匂いに敏感になり電車の中で汗臭い人の傍から離れました。途中、急な予定でランチに同席というのがありましたが、私は炭酸水だけを飲んでいました。目の前で食事されていても全く苦痛ではありませんでした。2日目の夜は肌にかゆみがでましたがおそらく好転反応だと思いたくさん水を飲みました。3日目は調理欲を満たすべく他人の食事を作ったり、回復食を準備したり、他にも普段しないようなつくりおきしたりしました。

 

■回復期

回復食も2日間、野菜中心の生活をします。朝の目覚めは爽快でした。最初は左の、梅干しと大根を煮たものです。煮汁をまず飲み干し、それから大根を食べることになっています。その後、右の出汁で煮たしいたけを食べてでかけました。

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昼間はファスティング中と同じ、酵素ジュースで過ごしました。夜は外食を楽しみました。新鮮な野菜たっぷり+炭酸水にしました。

・茄子・ズッキーニのマリネ

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・チコリとサマートリフのサラダ

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・豆のスープ

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・ジロール茸のソテートリフ添え

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野菜は好きなのでいくらでもこんな感じでいけます。これだけバリエーションがあると楽しいです。日頃、ほっておくとアルコールとカフェイン摂取が多くなりやすい嗜好性があるので、ファスティングは今後も取り入れていきたいです。今年度からは授業が週4になったのを期に外食以外でアルコールは摂取していません(人生で画期的なことです・・・)。今後は肉・魚を食べる日にも、ワインでなく炭酸水の日を設けてもいいかもしれないなと思いました。