はりねずみの調理室

「創ることで学ぶ」研究者の、日々の調理blogです。

【コラム】屋台の焼きそば

ひょんなことから、焼きそば屋台の手伝いをすることになった。7年焼きそば係をしているという地域の名人に、作り方を習ったのでここに記録しておく。

■材料(1回の鉄板で40食分)

 

麺:4.5kg (袋)

キャベツ:1.5個

豚肉(こま):900g

粉ソース(マルちゃん焼きそばについてくるやつ):250g

液体ソース(ブルドック)

青のり

紅しょうが

材料は至ってシンプル。原価が安くないと儲からないわけで、ラードすら使われていない。

熱した鉄板にサラダ油をひき豚肉を焼く。ヘラでガンガン切って細かくしていく。肉の焼ける加減で鉄板の温度が充分熱いか判断できる。

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肉の上にキャベツ、その上に麺を乗せる。

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粉末ソースをかける。しばらく待つ。水蒸気の出る具合が目安。

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液体ソースをかけて、ヘラで混ぜ返しながら仕上げる。めんを切らないように注意する。

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地域のバザーの屋台なので、1人前150円で販売。これでも利益が出るそうだ。10時半から販売で12時10分に完売、640食出た。すごい。これをずっとパック詰めしていたので、夜少し腕が痛かった。

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自宅でつくるより、味は濃いししっとりしている。液体ソースにはデンプンが含まれているので、このような仕上がりになるらしい。達人は片付けの手際もよく、なかなかすごかった。