はりねずみの調理室

「創ることで学ぶ」研究者の、日々の調理blogです。

ベーコンと実山椒のオリエンタルパスタ

一昨日からマンチェスターに来ています。

今回はホテルと同じような値段で立派なキッチンつきのアパートを見つけたので、料理が楽しめます。なんと自宅のキッチンより広いです。軽い嫉妬を覚えます。東京は厳しいです。

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 出張中に限らず、外食が続くと健康を害しやすい私は、その日の気分と身体と相談しながら食べるものを決めます。知らない土地に行き何軒もスーパーを回るのは一つの楽しみでもあり、生活を守る術でもあります。

 

到着した日の夕飯は、歩いている途中で雨に降られたので、中華街のカジュアルな繁盛店で食べました。1年前にも入った店なのですが、何を食べても安くて美味しいです。しかし量が多いのはお約束なので、空芯菜の生姜炒めを、持ち帰る前提で頼みました。そして、持ち帰った空芯菜から、今回の調理が始まります。

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調理を新しくスタートする際には、何か「きっかけ」が必要です。これはデザイン全般に言えると思いますが、無から有をつくるためには、何かの始まりがあるわけです。

 

肉として使うのは、いい感じのスーパーで見つけた厚切りベーコンです。このスーパーには複数のベーコンが売っていて、これは一番生っぽく見えました。パックされた肉より美味しそうだったので、こちらを使います。

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野菜と、中華麺らしきものと一緒に和えることにします。なぜ和えるのかと言えば、それは私がオリーブオイルを買い忘れたからです。

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ベーコンを適当に切ってテフロンのフライパンで炒め、黄色のパプリカを追加し、さらに炒め、それに空芯菜を入れます。空芯菜にはしっかりした塩味と生姜が効いているので、ここまでで他の調味はしていません。ベーコンを適当に切ってテフロンのフライパンで炒め、黄色のパプリカを追加し、さらに炒め、それに空芯菜を入れます。

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並行して麺を茹でます。表示では2分茹で。全粒粉なのでくにゃくにゃしない感じがありました。

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 持ってきた沖縄の塩と乾燥実山椒で味を整えました。本来胡椒でするところを実山椒にした感じです。麺はもう少し固めに茹でてもよかったかもしれません。中華麺なのに、全粒粉だからか、もはやパスタだったので、オリエンタルなパスタだということにしました。

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海外に来るときは、思いつきで数点の調味料を持参します。主に、現地で手に入らないもの、乾燥していたり粉末だったりするものにします。欧州では辛いものが手に入らないことが多いので、輪切り唐辛子か七味唐辛子をよく持参します。あとは割り箸と余ったものを保管するためのジップロック(大)は持って行きます。これがあるだけで、現地の生活が非常に楽になります。旅先での暮らし方としてお気に入りの調味料を持参し現地のものと組み合わせながら徐々に適応へと向かっていくのは良いなあと思っています。今回使った調味料はこちらです。

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