はりねずみの調理室

「創ることで学ぶ」研究者の、日々の調理blogです。

チキンのライム煮

日常における調理を持続可能にする中で重要なのは、「諦めること/諦めないこと」だと思っています。すなわち、今何を諦め、何を諦めないかを見極めること、これが、その日つくる料理のコンセプトを決める上で重要です。

 

全てをてんこ盛りにしたところで、料理は完成しません。さて、今回は何を諦め何を諦めなかったのかについて解説します。

 

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1.動機【モチーフ:motif

もともと食べたかったのは、レストランで食べたラムのレモン煮だった。

 

2.現状分析

羊がスーパーに無かった。

冷蔵庫にはライムがある。

⇒何を諦めたか

 

3.コアとなった思想(譲れないものは何か)

酸味のある果物で肉を煮たい。

美味しいものを食べたい。

⇒何を諦めないか

 

4.行動

鶏肉を買う。鶏もも肉をライムで煮よう!

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5.得られた結果

鶏と羊の差異に対する理解

レモンとライムの差異に対する理解

果物の酸による肉に対する効能

酸の分量に対する考察の深化

 

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美味しかったのでいいです。

ちなみに、、モチーフはこれだったんだけどね。

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